日本画のキャンバスに「竹紙」が活躍しました
5月8日(木)~14日(水)、第5回佐藤潤作品展が千葉県船橋市の東武デパートで開催されました。作品の一部には「竹紙」が採用されています。佐藤潤さんは鳥獣画家として、絶滅危惧種の動物たちの姿をとおして人と自然のよりよい関係を描いています。2009年には全米にて作品が商品化されるなど国内外で注目されています。
これまでも自身が使われる素材も環境に配慮したものをと、和紙の竹紙(ちくし)や間伐材のパネルなどを使われていました。そのため、早くから当社の竹紙(たけがみ)に興味をお寄せいただいていました。ご自身が関わるアメリカでのワークショップや国が迎える海外ゲストへのお土産など、機会あるごと積極的に当社の竹紙を活用し、取り組みを紹介いただいてました。
今回、初めて作品になりました。大きな和紙の竹紙を入手するのは困難なため、「竹紙100ホワイト」を使って40号(1000×803mm)という大きな作品「樹花群獣図」を描かれました。今作品展でも、中央に飾る代表作品となっています。
佐藤潤
1970年大阪市生まれ。
1995年、京都にて初個展を開催。
現在は北海道~沖縄の全国各地の有名百貨店の美術画廊にて毎年、個展が企画され開催されている。
環境への配慮から作品を描く画紙には竹100%の手漉き和紙「竹紙」を使用している。
サンフランシスコやパリにて開催されたイベントへの参加、パリ・モンマルトルでの個展、アメリカの大手パズルメーカーから作品が商品化など海外での活動も注目されている。
生態系の豊かさや生き物たちの姿をより多くの人に伝える活動の一環として公共施設への作品寄贈、動物にまつわる吉祥講座などを行っており、大阪市、釧路市より表彰されている。
当社の取り組みは、意識の高い方々から高い評価をいただいています。また、マスプロ製品でありながら文化に直接関わることができる面白い紙です。
直近6月には松坂屋名古屋店で、7月には東京大丸で、その後も全国で開催予定ですので、ご覧になれるかもしれません。(http://art.junsato.com/)
お近くの方、ぜひお立ち寄り下さい。