4回目の「里山物語」寄付金運用事例
2013年12月5日(木)
~森のようちえん「ピッコロ」の東屋の建築資材費を寄付~
4回目の支援先は、山梨県北杜市の森のようちえん「ピッコロ」です。
森のようちえん「ピッコロ」では現在32名の園児がおり、自然体験活動を基軸とした、森歩き、川遊び、歩く日(遠足)、誕生会、お話会、パン作り、調理(白飯の日)、畑仕事など、実際の「里山」を森の幼稚園として活用しており、里山の新しい価値創造にも貢献しています。
ようちえんでの子ども達の雨天の活動場所として東屋を作りたいとの中島代表のご要望により、その建築資材費の一部として、里山物語の寄付金を活用していただこうと、贈呈式を行いました。
なお、東屋は在園・卒園児の保護者たちが、木材の切り出し、皮むき作業から建築を進めています。
今回も様々な企業・団体の皆さまに「里山物語」を採用いただき、新たな里山保全活動に貢献することができました。
森の幼稚園とは
1950年代、デンマークの母親が「子どもたちに幼い頃から自然と触れ合う機会を与え、自然の中でのびのびと遊ばせたい」と願い、毎日子どもをつれて森に出かけたのがきっかけで、ドイツでは1990年代になって急速に増え、幼稚園として認可され、国内に150以上の森の幼稚園があります。
日本では自然環境の中での幼児教育や保育を森の幼稚園と呼び、そのスタイルは様々で、園舎を持たない幼稚園もあります。多くの森の幼稚園は意図的に大人の考えを強要せず、子どもが持っている感覚や感性を信じ、それを引き出すような関わり方をしています。2005年より全国交流フォーラムも開かれ、森の幼稚園を実践している人々で、情報交換や交流が始まっています。